農作業日記トップへ
 

  2009年(農家1年生)の総括

 
10/01/25 新米農家の総括
   1、収穫芋の内訳
    ・小売(インターネット、口コミ) …約 300s
    ・市場出荷         …約3,500s
     ・種芋            …約3,000s
    ・廃棄(出荷不可)    …約1,500s
   ※販売量が少ない。
   2、課題
    @柔らかい土、水はけが最も大事。
    A棒形を多くすること。
    B種芋の殺菌を確実に。
    C肥料等の経費がかかりすぎる。
    D販売期間は、お歳暮時期をピークに、等々。
   
   やってみて解かった事が沢山ある。
   最初からうまくいったら、先輩農家に申し訳ない。
   ドンマイ、来年こそ、利益を出そう。

  販売

  
10/01/15 失敗
   収穫作業も残り一反になった。
   それも1/11で堀り終わった。
   しかし最後の一反がイケナイ。
   なんだなんだ、ろくな芋が無いぞ。
  
   推測すると、
   水はけが悪く、水が溜まった状態が続き、
   土が硬くなった。
   硬い土の中で芋が成長できなかった、
  
   掘ったものの、ほとんど畑に放置。
   未練がましく持ち帰った芋も、やはりダメ。
   20%の減収。
   教訓。”水はけ”は物凄く大事なことだ。
   
畑の惨状
2010/01/05 正月も芋
   〜12月末迄の販売量(小売+市場)は約2,500s 
  しかし利益を出すまでは、なかなかいかない。
  
  元日、駅伝の応援チームが不調なので、テレビを見る気も無くなった。
  この日、わりと暇である。
  で、元日から作業。
  4日が初荷。その準備である。
  お神酒のほろ酔いで芋選別。
  うん、これも楽しい。
  
12.25 あかぎれ
  ”あかぎれ”ができた。
  痛い。しみてみかんの皮が剥けない。
  でも、なんだか懐かしい。
  懐かしい友に会ったようだ。
  子供の頃は、冬のあかぎれは当たり前だった。
  手にも足にもできた。
  ほんと、なんだか懐かしい。
  
あかぎれ
12.15 進捗状況
    収穫(芋堀り)…約45%終了。
    芋の処理内訳は、…
         販売済(市場・小売)…約1,600s
         種芋…約1,200s(3,600s採種予定)
         廃却…約300s(型が悪く、出荷出来ない)
         在庫…約300s  
  12/15現在、こんな具合である。
12.5 毎日出荷
  朝6時45分市場へ出発。
  7時45分帰宅、明日の出荷分を選別・
  箱詰め。夕方6時作業終了。
  休日なし。
  出荷量は約100s/日。
  
  市場出荷開始以降、こんな状態だ。
  会社の仕事だと休日なしは無理だけど、
  自営だと苦にならない。
  初めての経験だ。
市場

11.25 選別、箱詰め、出荷
  さて、販売だ。
  お陰様で、小売(含インターネット販売)は、
  ぼちぼち売れ始めた。
  市場出荷で販売量を確保しようと思う。
  で、今日(11/25)が市場への初荷である。
  やや緊張した。
  市場も、正月用でこれからの一ヶ月は忙
  しいそうだ。
  この間に多く出荷して欲しいとのこと。
  もちろん頑張る。
初荷
 

  収穫

11.7 芋掘り開始
  いよいよ、待望の収穫だ。
  3ヶ所の畑の内の、2ヶ所で掘った。
  両方共大きさは充分だ。
  しかし、1ヶ所は形が悪いのもある。
  それらは種芋にまわす。
  来年は、研究し対策していく。
  とりあえず、販売開始は出来そうだ。
トレンチャー
芋集め
 
11.5 収穫準備
  晴天が続いたので、少しずつ枯れたツルを
  片付け始める。
  放っておくとからっ風にあおられ、雪だるま式に
  大きな塊になって、転がっていってしまう。
  片付けるといっても、燃やすだけです。
  
  燃やした後を見ると、”むかご”が落ちている。
  拾い集めてみた。
  炊き込みご飯にして食べた。
ツルの焼却 
むかご 

 植付け〜栽培

10.15 畑の状態
  ツルが枯れ始めた。他の農家さんのも見ると、
  枯れた畑とまだ緑の畑がある。
  芋太郎なりに考えると、
  早く枯れる理由
   @作付け時期が早い A水不足
   B病気・害虫の発生 C長雨 D栄養不足
  枯れるのが遅い理由
   @作付け時期が遅い A雨(灌水)が充分
   B日照時間が充分 C消毒が充分
   D栄養適当
  
  枯れ始めた部分を見ると、虫に食われたのが
  直接の原因のようだ。
  農薬を控えた為、虫が付いたようだ。
  でも、他の農家さん並にはなっている。
  掘ってみなけりゃわからないけど。
  
畑 
10.1 試し掘り2
  そろそろ芋の成長も止まる頃かなと思う。
  2度目の試し掘りをしてみた。2株掘った。
  左側のは40p・700g。商品になりそうだ。
  小さい2ヶは種芋用か。
  右側のは35p・350gが2本。これも商品に
  なりそうだ。
  別の畑で掘った1株は、スプリンクラーの水が
  届かない場所の為、くびれが出来ているし、形も
  小さい。こちらは商品にならない。
  
試し掘2 
9.25
  本日灌水を実施した。6回目である。
  今年はこれが最後かと思う。
  
  花の後、こんなのが生っている。
  これが”むかご”になるのだろうか。
  新米農家なのでわかりません。
  
   
 
9.9 試し掘り
  果たして芋は成長してるのか、確かめて
  みたくなった。
  畑の端の方の芋をスコップで掘ってみる。
  まるで遺跡を掘り出すかの如くだ。
  25p位の芋が出てきた。まあまあだろうか。
  確認し気が済んだので、埋め戻した。
  
  晴天が続いたので、今日は3回目の灌水を実施
  した。
  
  
試し掘り 
9.4 作業の合間
  雑草の勢いも、少しだけ弱くなった気がする。
  ふと気がつくと、あぜに月見草≠ェ咲いてる。
  一緒にススキ≠熕カえていたのだが、先日
  刈ってしまった。
  来年は残しておいて、風流な絵を載せたい。
  
  相変わらず芋のつる(蔓)の勢いは良い。
  あと一ヶ月枯れずに成長を続けてくれると、
  収穫も期待できると思う。
  
月見草 
8.21 灌水
  晴れの日が数日続いた。
  やっとスプリンクラーの出番である。
  これは水遊びの様な農作業だ。
  井戸を打ち込み、1年以上過ぎてから初使用
  だから、水の出が悪い。
  呼び水を沢山入れて、1.5時間悪戦苦闘し、
  やっと水が出た。
  写真の通り、芋のつるの勢いも良い。
  
スプリンクラー 
8.10 雑草取り
  二回目の追肥を施した。
  相変わらず雑草退治も続いている。
  今、花が咲いている。畑全面に。
  これに”むかご(零余子)”が生るのだろう。
  芋の肥大時期に入ったのに、雨が多い。
  日照不足が心配だ。
大和芋の花 
7.25 雑草取り
    相変わらず草退治が続いている。
    草のつもりが、間違って芋のツルを抜いて
    しまったり、足がもつれて芋のツルを引っ
    掛けたりすることがある。
    そうしたツルの先に大和芋が誕生している。
    5pくらい。可愛い。
    大きく育ってくれ。
小芋 
7.15 追肥、雑草取り
    一回目の追肥を施した。
    写真の白い粒が肥料である。
    中央に写っているのがスギナ。
    ずっと秋まで雑草との戦いだが、スギナは
    どうにもならない。根を地中に張っている
    から、抜いたって後から後から出て来る。
    一年畑を休ませる時(連作障害対策)に
    退治する予定だ。
スギナ 
7.13 キジ(雉)の出没
    以前からキジが出没する。
    耕作放棄地は雑草が伸び放題。その中に
    棲んでいるようだ。
    種芋を植付けた後、土を掘返されて食べら
    れたのがあったが、キジの仕業だった。
    雑草取りをしていたら近くに現れたので、
    カメラに収めた。
    昔”すみやデパート”で食べた、”キジ弁当”
    を思い出した。
キジ 
7.3 雑草取り、スプリンクラー設置
    ツルも伸び、葉も茂ってきました。
    これから芋の生育期に入ります。
    当然雑草達も繁殖期だ。
    肥料や水は芋だけにあげたい。
    しかし、憎っくき雑草もちゃっかり摂取する。
    そして驚く程大きな雑草に成長する。
    除草剤は使えないので、手作業だ。
    できるだけ草が小さい内に取る。
    後方に見えるのがスプリンクラーです。
成長 
6.16 発芽
    ♪メを出せ♪ヤリ出せ♪アタマ〜出せ〜。
    いよいよいよ芽が出て来ました。
    芋の尻尾の部分からは早い発芽です。
    どの芽も愛おしく、芋の親になった気分だ。
    愚れるな。不良になるな、世間に迷惑を
    かけるな。真っ直ぐ伸びろ。病気になるな。
    人から後ろ指さされる芋になってくれるな。
    立派な芋になってくれ。
発芽 
6.8 除草剤散布
    土を掛け