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  収穫〜販売(2011年…農家3年目)

12/3/15    総括
   芋の出荷・販売が終了した。
    <販売先> <量比率> <金額比率> 
    加工用     30%     25%
    市場        13%     17%
    直売所       7%      32%
    小売         9%     26%
    種芋に     28%     ―
    商品価値無し 13%     ―
        
   <総括>
    ・総収穫量の目標9,000sに対し、大分足りなかった。
     前年より品質改善したものの、若干小ぶりのため収量が増えなかった。
    ・当然だが、直売所(道の駅)・小売の比率を上げる必要がある。
    ・商品価値のない物を無くせば、利益が出そうだ。
    ・そのため、土作りの一層の努力が必要。
    ・それと、灌水方法の工夫も必要。
    ・農機具の丁寧な扱いで、修理費の発生を抑制することも重要だ。
  
12/3/5    雨
   ロータリー取付け後の試運転が出来ない。
   雨、雪、また雨。
   春に三日の晴れ無しだ。
   自然相手だ。焦るな。
  
12/2/25    
   農機具屋さんに、トラクターのアタッチメントを
   トレンチャー⇒ロータリーに替えてもらう。
   土作りの準備だ。
   春が近いと感じる時だ。
  
12/2/15    収穫完了
   芋掘りが完了した。
   あとは在庫の芋の販売と、種芋作りだ。
   終了予定は3月初旬か。
  
12/2/5    種芋
   種芋作り真っ盛りだ。
   約2d要る。
   出来るだけ出荷して売上たいけど、
   種芋足りなくなるとマズイし。
   去年種芋足りなかったし。
  
種芋にカット
12/1/25    
   20、21日の天気予報は雪。
   久々のおしめり。
   当分トラクターが畑に入れなくなるから18、19日に掘った。
   これで収穫終了したのが5反。残り1反だ。
  
12/1/15    トラクター修理
   1月8日、やっとトラクター修理が(暫定)終了した。
   重症なので、トラクター本体を交換だった。
   だから、クボタからヤンマーに替わった。
   こんな状態だからますます赤字、なんて愚痴は封印して
   張切って、9日から芋掘り再開。
   しばらく雨が降ってないので、畑がよく乾いて掘り易い。
   トラクターの調子も悪くない。
  
11/12/25    トラクター故障
   晴天が続いてやっと掘れる状態なのに、今度はトラクターが故障。
   相当な重症。
   また20日から売る芋がなくなった。
   歳末商戦時期なのに。
   泣きっ面にハチだ。
  
11/12/15    天候不順
   降雨後は、4〜5日晴天が続かないとトラクターが畑に入れない。
   晴天が続いたのに、用事で畑に行けない。
   タイミングの悪いのが重なって、芋の在庫が底をついた。
   9日から売る芋がなくなった。
   歳末商戦時期なので焦る。
   13日、やっと掘れた。
  
11/12/05    初出荷
   市場へ初出荷した。
   市場の良い所は、全て買い取ってくれること。
   仕方ないが、価格がやや安いことが難点。
         ☆
   販路は市場・道の駅・口コミ・インターネットと、出来た。
   すると、分かっていたことだけど一番肝心な事はやはり、
   ”良い大和芋を生産すること”ちゅうことが一層ハッキリする。
   農林センターの指導や先輩農家さんがいる。
   しかし、結局は自分で考え試して、ノウハウを蓄積して
   いかなければならない現状に行き着く。
   まあ、何の世界でも楽ではないと言うことか。
   
いざ市場へ出発
足型と手型の大和芋
11/11/25    販売状況
   ”道の駅めぬま”での売れ行きは、1日10袋前後。
   悪くないと思う。
   口コミの小売も、ぼちぼち注文が入り始めた。
   市場はどうしよう。
   一度出荷してみないと、今年の相場が分からないし。
11/11/15    初出品
   11/11、道の駅めぬまに初出品した。
   ここは販売単位が、0.5s袋と1.0s袋だ。
   大和芋の出品者は結構多い。
   でもお客さんも多いから、そこそこ売れそうだ。
   様子を見に行ったら、目の前で買い物カゴに放り込んで
   くれた人がいた。嬉しいね。
売り場
 
11/11/05    収穫開始
   11/1〜掘り始めた。
   作柄はまだまだだけど、悪かった昨年よりは改善した様だ。
   2〜3軒の先輩農家さんに聞くと、今年は出来が悪いと
   言っている。

  植付け〜栽培(2011年…農家3年目)

11/10/25    畑の状況
   ツルは殆んど枯れた。
   スギナだけが緑鮮やかに残っている。
   乾燥すれば次の作業を開始できる。
11/10/15    畑の状況
   ツルが枯れ始めた。
   周りの畑に比べて、早い方だ。
   でも植付け時期が一番早かったのだから、辻褄は合う。
11/10/05    試し掘り
   9月下旬、早いけど試し掘りをしてみた。
   種芋が小さ目だったので、どうかな。
   うん、昨年よりは大分良さそうだ。
   まあ、本格的に掘ってみないと判らないけど。
   夕食で試食。
   この時期のはまだ熟成していないから、淡白。
         ☆
   JAの用事は結構ある。
   今日(10/3)は「水稲損害評価実施」だ。
   これは、風水害や病害等の申告があった田んぼを見て回る。
   そして、通常の収穫量よりどれ位減収になるか評価する。
   それを基に補償金額が決められる。
   ”そんな事言ったって無理だ。俺は米の素人だよ”
   喉まで出掛かったのを呑み込んで、評価員講習会へ。
   実際に田んぼを見て評価眼統一。
   勤務してた会社で、”レベリング”と言ってたやつだ。
   講習会後、幾つかのグループに分かれて、各田圃へ散る。
   我が班は7枚の田んぼで少ないが、熊谷市と群馬県側
   のもだ。だから走行距離は最長だろう。
   稲作を学びながら、3時間で終了。
今年の芋
11/09/25    台風一過
   21日、台風15号が通過して行った。
   その後は、それまでの暑さはなくなった。
   灌水は当分必要無い。
   雑草も、夏の勢いはない。
   だから暇だ。
11/09/15    ソルゴーすきこみ
   晴天が続き畑が乾いてきたので、トラクターが入れる。
   で、ソルゴーの漉き込み。
   一回漉き込んだが、二番穂がこんなに伸びた。
   まるでジャングルをトラクターで進行する様だ。
         ☆
   トラクターで耕運してると、必ず鳥が集まって来る。
   土中の虫などが捕獲出来るからだ。
   最近はカラスが多い。
   カラスが来ると、小鳥は怖がって退散する。
   今日はカラスばかり20羽程トラクターの後を付いてくる。
         ☆
   直売所のカボチャ販売は160個。
   あと20個程で終了だ。
   
気分はジャングル
カラス
11/09/05    
   雨が多い。
   畑に入れない。
   畦の除草剤散布も出来ない。
   だから、雑草の勢いが凄い。
   台風12号が通過したら、頑張って除草だ。
   今は芋が盛んに肥大してる大事な時期。
   ”畑が水分充分なのは良いのではないか”と
   経験2年の新米農家は思うのだが、どうなんだろう。
         ☆
   畦の月見草は盛夏の時から咲いていたけど、
   9月に入り、何となく周りの風景と馴染んできた気がする。
   秋の気配、良い季節だね。
   
月見草
11/08/25    畑の状況
   雑草の多い畑は、除草しても10日で叉草だらけ。
   もし雑草を放っておいたら、芋の出来具合にどれ程
   影響するのだろうか。
   ・根っこが影響する草。
   ・葉っぱが影響する草。
   ・害虫や病気に関係ある草。
   ・影響しない草。
   調べれば除草作業が手抜き出来るかもしれんなあ。
   それを発展させれば、無農薬とか有機栽培になるのかな。
         ☆
   直売所
   7日にデビューして2週と4日。
   カボチャの販売数99ヶ。
   出荷予定数の60%程だ。
   新米農家としては上々ではなかろうか。
   
雑草
むかごの赤ちゃん
11/08/15    消毒
   消毒をした。
   4時間の作業。バテバテだ。
   芋のツルの中は、歩くだけでも重労働。
   気分悪い。多分、熱中症寸前だ。
   でも、結果的に絶好のタイミングだった。
   雨の後消毒。消毒の後は晴れ続きだから。
         ☆
   直売所デビュー
   8月7日、「道の駅めぬま」へカボチャの初荷だ。
   大450円〜中300円〜小200円とした。
   スーパーの半値位だろう。
   カボチャの出荷量は多い。棚に溢れんばかり。
   だから、とりあえず10個だけ。
   売れるかなぁ。
   その後、8月14日迄で65個出品。
   試行販売の様なものだから、利益よりも
   売り切る事を優先した。
   他のより若干安く価格設定した。
   時々出掛けてウオッチ。
   芋太郎のが早目に売れていく様だ。
   14日迄で約50個売れた。嬉しいもんだ。
   
消毒
直売所カボチャコーナー
11/08/05    カボチャ収穫
   台風6号が去ったら、今度は豪雨。
   畑は、乾くのも良くない。水が溜まっても良くない。
   農家はまさに天気商売だ。
   雑草はいつもの通り、抜いても抜いても、
   後から後から繁ってくる。
         ☆
   カボチャを収穫した。
   とりあえず80個程。
   日陰で乾燥中。
   夕食で1ヶ試食。甘い。
カボチャ
11/07/25    灌水
   晴れの日が続いたので、14日からスプリンクラーを
   稼動させた。
   雨が欲しいと思っていたら、台風6号の影響で、18日
   からどしゃ降り。
   冠水し、湖の様になった畑もある。
   でも土地改良の効果で、水は早く引けた。
   当分の間灌水不要だ。
初灌水
ポンプの暑さ対策
11/07/15    追肥
   次の作業は、追肥の散布だ。
   業者さんが持って来たのは「コンドル特粒」という銘柄。
   20s×48袋=960s
         ☆
   この日の熊谷は37.3度だった。
   6時40分から開始、11時45分終了。
   残り約30%(17e)は明日にするつもりだった。
   でも早く次の作業(灌水)をしたい。
   で、午後2時45分から再開。
   やはりこれは無謀だった。
   気持ち悪い、立ちくらみ、頭ぼんやり、フラフラ。
   午後5時30分、何とか完了して帰宅。
   どうも倒れる寸前だった様だ。
   回復に2日かかった。
   無理はしないと決めたばっかりなのに、浅はかだね。
追肥散布
11/07/05     除草
   ツルも繁ってきた。雑草もはえてきた。
   昔昭和天皇が「雑草という草はない。それぞれ名前が有る」と
   言われたそうだけど、やっぱり雑草だなあ。
   雑草の生え方は、畑毎に違う。
   雑草の多い畑、少ない畑。
   同じ畑でも、場所により違う。
   雑草の種類も、畑により特徴がある。
         ☆
   今年は、早め々々の作業をしてる。
   でも、この暑さ。頑張っても4時間で切り上げる。
   ベテラン専業農家の体力にはかなわない。
一番早く植えた畑
11/06/25   スプリンクラー
   ツルが伸びないうちにスプリンクラーを設置した。
   新米農家は2年の経験から、晴天の時は早め早めに
   作業を進めた。
   だから、植え付けも発芽も早かった。正解だった。
   スプリンクラーの設置も一番だ。
   周りの畑の中に、雨天の為まだ芋の植え付けが出来ない
   畑もある。雨だと作業が遅れる。
   どの農家さんも、そんな事は百も承知だ。
   しかし、他の作物もやっているから忙しいのだ。
スプリンクラー
11/06/15   畑の状況
   最初(4月30日)に植えた芋は、写真の通り、蔓が成長した。
   カボチャは実を付け始めた。
         ☆
   道の駅の直売所の出荷権利を貰えた。
   とりあえず出荷する物が無いけど。
   カボチャの収穫が待ち遠しい。
芋
カボチャ
11/06/05   畑の状況
   大和芋を植えた後、一回だけ弱い除草剤を散布する。
   ツルが伸びてくると、除草剤は使えない。あとは手作業だ。
   雑草との戦いが始まる。
         ☆
   カボチャも伸びてきた。
   習作で植えた38本、すこぶる元気だ。ヨシヨシ。
カボチャ畑
芋の発芽
11/05/25   土上げ
   14日から土上げ作業だ。
   ところが16日、管理機が故障してしまった。
   ロータリー部が破損。修理不可能。
   管理機はヤンマーだが、ロータリー部は他のメーカー製。
   とうにつぶれたメーカーなので、部品もなし。
   農機具屋さん、中古のロータリー捜し。
   お客さんを当ってくれた。3日後、中古のロータリー確保。
   ありがとう農機具屋さん。
   作業再開。21日に終了した。
土上げ
11/05/15   元肥散布
   植付けは予定通り7日に終了。
   9日から元肥散布。
   背中に15s〜20sずつ担いで撒いていく。
   撒いていく肥料の量の加減が微妙。余らぬ様、不足
   しない様に。
   雨で中断しながらも、13日に終了。
   1,440s撒く。終了後、ふくらはぎが痛てぇ。
   
     グズグズしてられないよ。続いて土上げ作業だ。
元肥散布
 
11/05/05   植付け
   今年は雨がわりと少ない。
   だから、作業がはかどる。
   改修した線引きトンボも、すこぶる調子良い。
   土も昨年より良さそうだ。
   順調に植え付け作業が進み、7日に終了見込みだ。
線引き
植付け

  土作り(2011年…農家3年目)

11/04/25   作業状況
   わりと天気に恵まれたので、15日までに深耕と
   土壌消毒が終った。
   土壌消毒の効果を出す為、2週間以上置く。
   だから、しばらく時間が空いた。
   家庭菜園に、里芋・八つ頭・シソ・ネギ・生姜などを、
   植えたり播いたりする。
   松のミドリ摘みもやっつけた。
         ☆
   カボチャが31本発芽した。発芽率84%位だ。
カボチャの発芽
11/04/15   深耕
   昨年の作業の、重要な不具合が見つかった。
   深耕ロータリーの回転爪が、もの凄くすり減っていた。
   これでは土が耕せてなかったろう。
   土が固かった事の、大きな要因だったと考えられる。
   農機具屋さんに交換してもらう。
   爪は32枚。費用が嵩むが仕方ない。
              ☆
   さて、今シーズンの作業開始だ。
   まずは深耕から。
深耕ロータリー
深耕作業
  
11/04/05   かぼちゃの種まき
    カボチャの種を蒔いた。
    家庭菜園用ではなく、専業農家の作物として。
    と言うと大袈裟だが、そう思ってやった方が楽しい。
    ポットに一粒ずつ×37鉢。
    少ないけど、初めてだし、まあ習作だし。
    その内30本くらいはものになるだろう。
    それぞれ、5〜10ヶ/本くらい収穫出来るだろう。
    すると、市場へ200ヶ位出荷できるな。
   そんな皮算用しながらの作業だ。
    野鳩や雀などの野鳥が庭まで来て突っ突くから、ネットを架けて用心々々だ。
南瓜の種蒔ポット
  
11/03/25   土を柔らかく
    土を柔らかくするため、芋堀アタッチメントで掘り返す。
    思い返すと、昨年の堆肥散布の時は畑が湿っていた。
    だから、畑に入った散布トラックが、土を固めてしまったようだ。
    これも経験しないと気がつかない。
    今年の堆肥散布は止めておこう。
    ソルゴー栽培後の畑は柔らかい。いいぞ。
    それにしても、屋根を破壊された自分の家を眺めながらの作業は、気が滅入る。
掘返し作業
11/03/15   農機具メンテ
    トラクターのブレーキ修理。中古だから修理も生じる。
    消毒機も修理依頼しなければならない。作業不注意で詰まってしまった。
    トンボを改修してもらう。作業負荷軽減対策。
  
11/02/25   計画
    ・大和芋の作付けは、昨年と同じ60a(6反)。
    ・休耕地10aは、ソルゴー(緑肥)を播く。
    ・休耕地4aにかぼちゃを植える。
      夏は暇だから、栽培の簡単なそうなかぼちゃを栽培してみる。
      それと、場合によっては秋にカリフラワーを習作で栽培してみる。
  
かぼちゃ
春待つ畑