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 映画の話(2010年)

10/12/25 「ロビン・フッド」 「ハリーポッターと死の秘宝P-1」
    雨が降り農作業中断の日あり。映画鑑賞の時間が取れた。
    「ロビン・フッド」と「ハリーポッター」。またもハシゴだ。
    150分と156分、合せて306分(5時間6分)。前回より長い。映画評論家の尻の皮は
    どんなに厚いのだろうかと想う。
    ZZZZZZ……あ〜眠い
    ゴメン、眠くて、眠くて
    どなた様も良いお年を。
10/12/15    「ヤマト」  「武士の家計簿」
    農作業で超多忙だが、忙中閑あり。映画を見に出かけた。
    幾つも見たいのがあるが、「ヤマト」と「武士の家計簿」をハシゴすることにした。
    150分と139分、合せて289分(4時間49分)初めての経験だ。

    「ヤマト」
    話題になっているせいか、観客は多い。
    この映画の客層、マナーが悪い。
    携帯は鳴る。ポップコーンの袋ガサガサ。途中で飲食物を買いにいき、階段でつまずく。
    あんた等、もうちょっと映画に集中したらどうや。
    で、映画は、
    古いアニメの実写化なので、批評は難しい。
    でも、どうしても洋画と比べてしまう。
    ヤマトが発進する場面は迫力あって良かった。
    西暦2199年なのに、ヤマトの内装は現代より古い。
    武器が古い。溶接場面もあった。
    上陸用装甲車が古い。
    ヤマトの操縦は、自動にはならないのだ。
    それと、地球を人類を救う、悲壮感を感じたかった。
    キャストはどうだったのだろうか。
    
    「武士の家計簿」
    こちらは更に観客が多い。
    中高年(芋太郎含む)が多い。特にオバサンが。
    でも迷惑な人は皆無。よしよし。
    しかし芋太郎、さすがに途中で尻が痛くなってきた。
    で、映画は、
    時代劇だが、ホームドラマの様。
    斬り合いもない。
    だが、そろばん侍の物語、興味深い。
    加賀藩は大きいが、こんなに大勢の経理担当が居るとは知らなかった。
    代々、そろばんと文字書き役を継ぐ。
    刀よりソロバンが大事。そろばんで出世。
    しかし禄は少ない。
    借金返済の為の、家財売却、家計簿記帳。
    親戚付き合い、衣食住の倹約、参考になる。
    まあ楽しめた。
      
   10/11/05      「大脱走」
    スティーブン・マックィーンはテレビの「拳銃無宿」から始まり、沢山見た。
    どの映画の中でも、何の役でもカッコ良い。
    「パピヨン」で、脱獄を繰返しラストのほうはヨボヨボの爺さん姿だったが、
    それさえも絵になる。
    「大脱走」は確か19才の頃見た。
    
    これには、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・コパーン、チャールス・ブロンソンなど
    大勢のスターが出ていた。
    そして、S・マックィーンの魅力を最も良く出していると思う。
    
    ナチス収容所に連合軍の捕虜が250人集められている。
    捕虜たちは皆脱走のプロの様だ。まるで楽しむかの様に脱走を繰り返す。
    S・マックィーンも度々脱走し、捕まり、独房に入れられる。
    独房に入れられる時は同僚からグラブとボールを受け取る。
    尻を床に落とし、独房の壁にボールを当て、時間を過ごす。
    連合軍の捕虜にはイギリス、フランス、イタリアなどの兵がいる。
    S・マックィーンのキャッチボールが、いかにもアメリカ兵らしい。
    追跡してきたナチスのオートバイを奪い爆走。
    これがカッコいい。
    マックィーンはスピード狂だ。オートバイレースは趣味だ。
    当然スタントマンは使わなかっただろう。
    しかし、国境で捕まってしまい、又独房に戻される。
    当然同僚からグラブとボールを受け取る。
    結局、脱走した60〜70人は殆んど捕まり、銃殺される。
    兵達の友情・戦争の悲惨さも丁寧に描き、見ごたえある映画だった。
    
10/10/25   「エクスペンダブルス」「桜田門外ノ変」
   「桜田門外ノ変」
     ファーストシーンは国会議事堂、現在の桜田門から始まったが、これどうなんだろう。
     でも、雪の降る桜田門セット、臨場感溢れてなかなか良いですね。
     見せ場の”桜田門外の変”井伊大老暗殺が前半の早い時間である。
     その後、暗殺に至る過程や時代背景が描かれる。
     そして、暗殺を実行した水戸浪士たちの逃亡劇。
     最初テンションが上がり、その後はやや下がるのは仕方ないか。
     歴史ものとしてみれば、黒船に対応する幕府の様子、水戸浪士達の運命、
     各藩の対応ぶりなどが分かる。
     
     疑問が二つある。
     ヒロインの関鉄之介(大沢たかお)は、自信なさそうな武士なのに、鳥取藩NO1の
     剣の達人を簡単に斬ってしまうのは不自然じゃないか。
     それに、大切にしてる妻と息子がいるのに、愛人を囲っている。これも不自然だろう。
     まあ、そんなツッコミはどうでもいいか。
     
   「エクスペンダブルス」
     シルベスター・スターローンが監督、脚本、主演の戦争アクション映画。
     金をもらって、南米の島の軍事独裁政権をやっつける話。
     傭兵5人VS軍隊200人
     ブルース・ウィリスがチョイ出演
     シュワルツネッガー(カリフォルニア州知事)もチョイ出演。
     スターローンが、「あいつは何者だ、大統領でも目指すつもりか」と言う。
     ラスト場面でも、助けた将軍の娘と別れた後、ジェイソン・スティサムがスターローンに
     「おまえのタイプじゃないからなあ」。
     その他正確に思い出せないけど、軽くて面白い台詞が多い。
     大物俳優が次々顔見世。そしてアクション。
     理屈なし、気楽に楽しむ映画だ。
     
10/10/15  「ナイト&ディ」
     トム・クルーズとキャメロン・ディアス共演の、ロマンスコメディ・アクション映画。
     
     天才高校生が作った「ゼファー」という単三乾電池くらいの大きさの電池。
     これ1ヶで潜水艦も動かせるし、小さな街の電気も賄えてしまう。
     しかも永久に使えるという大発明。これの争奪戦。
     でも「ゼファー」を軽視して、ストーリーは展開していく。
     そう、「ゼファー」はこの映画にとって話のキッカケで、どうでもいいのだ。

     舞台がアメリカ・無人島・雪の中を走るオリエント急行・スペイン闘牛場と次々変わる。
     旅客機を不時着させたり、墜落する飛行機からヘリコプターで脱出したり、カーチェイス、
     オートバイから撃ちまくったり、列車内での格闘だったり、大サービスだ。

     全編アクションだけど、ロマンス映画の要素が強い。
     自動車整備士のジューン(キャメロン・ディアス)の揺れる女心が好ましい。
     ロイ(トム・クルーズ)の台詞は洒落ている。

     世界のあっちこっち見せて、アクションたっぷり、展開早く、ハッピィエンド。
     見終わってみれば、調子のいいお気楽映画とも思う。
     でも、気分は悪くない。
     気分直し、疲れ直しにはもってこいだ。

     大きなお世話だろうが、
     トム・クルーズは1962年生れ、キャメロン・ディアスは1972年生れ。
     ディアスさん、綺麗だけど、アップはそろそろ辛いですね。
     3D時代到来を、苦々しく思ってないですか。

10/10/05 「十三人の刺客」
     今公開中の洋画に、これといったものがない。
     相変わらず読書が時代小説ばかりのせいか、チャンバラが見たくなった。
     で、「十三人の刺客」を見に行った。
     観客は多い。中高年が多いが、若者もいる。
     
     将軍の弟、松平 斉 音召(稲垣吾郎)は史上最凶の暴君。
     ホント、悪い奴だが周りの家来は何も言えない。
     上司の暗殺の命を受け、島田新左衛門(役所広司)は13人の刺客を集めた。
     参勤交代で国へ帰る道中を狙う。
     落合宿を宿場毎全部買い取り、要塞へ改造し待ち伏せる。
     70人の行列のはずが、増えている。200人の護衛。
     松平藩200人 VS 刺客13人。
     暗殺といいながら、派手な戦である。
     「斬って斬って、斬りまくれ!!」
     2時間30分の上映時間だが、いくさ場面は1時間近く続く。
     松方弘樹の殺陣はさすが。他の役者と身のこなしが違う。
     まあ、楽しめた映画だ。
     
10/09/15    3Dで「バイオハザードW」
     遅ればせながら、初めて3Dを見て来た。
     地方の映画館も続々3Dを導入しつつある。
     芋太郎の住む田舎町も、その波に乗って3D導入の様だ。
     
     まず、2D映画の予告編が2本。
     「これより3D、メガネをかけてご覧下さい」と出る。
     3D映画の予告編が始まる。2Dよりも圧倒的に多い。
     なるほど、弾丸が目の前まで飛んで来る。
     水しぶきがかかるかと、一瞬思う。
     
       「バイオハザードW」の本編始まる。
     東京・渋谷からT-ウイルスが感染し始め、世界中に。
     五年後、生存者達は安全地帯とされる“アルカディア号”を目指す。
     アクションにつぐアクション。
     だけどはっきり言って、余り面白くない。
     3D効果もあまり感じられない。
     続編がある終わり方だけど、次はもっとレベルを上げてちょうだい。
              
10/09/05    「草原の輝き」
     学校の夏休み期間は、子供向け映画が多かった。
     吹替え版のみで字幕版が無い映画も多い。
     見たい映画が少ないから、図書館でビデオを沢山借りて見た。
     
     以前「俺達に明日はない」について書いた。
     主演のウオーレン・ベイティは「草原の輝き」でブレイクし、「俺達に明日はない」で
     スターになった。
     だから、「草原の輝き」と言う題名だけは40年前から知っていた。いつか見ようと思いながら
     40年経ってしまった。で、「草原の輝き」のビデオを借りてきた。
      
     「草原の輝き」
     1961年製作の青春映画、出演:ナタリーウッド、ウオーレン・ベイティ
     ナタリーウッドはアカデミー主演女優賞候補になる。又、この年、「ウエストサイド物語」
     にも出演している。
     「ウエストサイド物語」は芋太郎20才頃リバイバル上映されたので、映画館で見た。
     でも、「草原の輝き」は上映されなかった。
     
     ディーン(ナタリーウッド)とバッド(ウオーレン・ベイティ)は田舎町の高校生で恋人同士。
     結婚までは純潔を守るべきと言う倫理観と古い考えの親に苦しめられる。
     いろいろあって結局別々の人生を送ることになってしまう。
        『草原の輝き
         花の栄光
         再びそれは還らずとも嘆くなかれ
         その奥に秘めたる力を見出すべし』
         ディーンが授業の中で読まされるワーズワースの詩だ。
     「真の幸福は、若く純粋な時代にだけ訪れるとは限らない。それはむしろ、試練のあとに
      自らがつかみとるものではないか…」エリア・カザン監督
     50年前の映画、ナタリーウッドもウオーレン・ベイティも、キラキラ輝いているねぇ。
                   
10/08/15    「ソルト」
     好きな俳優は、
     ジュリー・アンドリュースに始まり、オードリー・ヘップバーン、チャールトン・ヘストン、
     ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマ、
     カトリーヌ・ドヌーブ、アン・マーグレット、ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、
     シドニーポワチェ、以下省略…等々、次々と増えていった。
     
     一番最近(2〜3年前から)気になるのが、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーさま。
     1975年生まれ、
     幼少時から刺青をしている。今は背中、腹、腕などに、子供全員の出生地とその経過を
     彫り込んでいる。
     高校の時、いじめを受ける。
     14才から、ファッションモデルやB級映画出演する。
     99年、アカデミー賞助演女優賞、
     95年結婚、99年離婚、00年再婚、03年離婚、06年離婚前のブラット・ビットの子を出産、
     08年さらに双子を出産。(ブラット・ビットとは入籍してない)
     01年慈善活動開始。国連難民高等弁務官事務所の親善大使も務める。
     カンボジア人の男児、エチオピア人の女児、ベトナム人の男児を養子として引き取る。
     100万ドルを国境なき医師団へ寄付している。
     言動はいろいろ批判はあるようだけど、自分の道を歩んでいるのではないか。
     
     そのアンジーの「ソルト」が封切り。
     早速8月4日見に行った。いやー、いかった。
     ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)が大活躍。
     アクションに次ぐアクション。
     昨年の「チェンジリング」も良かったけど、やはりアンジーはアクションが似合う。
     ソ連のスパイ養成所で優秀な子供達が集められ、アメリカ人として訓練されアメリカに
     潜伏し、何年も何十年も任務を待つ。ソルトもその一人だ。
     ロシアからの密告者が告白する。
     CIA職員のソルトは、アメリカ訪問のロシア大統領暗殺の任務で送り込まれた、と。
     CIAから二重スパイと疑われながらも、ロシア大統領もアメリカ大統領も守る。
     一人で、涙も見せず、全力で。
     消化不良の「インセプション」の後だったので、余計すかっとした。
     
10/08/05 「インセプション」
     7月27日鑑賞。
     話題になってたし、ディカプリオが主演だし、「渡辺謙は日本の国宝」だってディカプリオが
     言ってたし、2時間30分も楽しめるし、そんな訳で期待大で早速見に行った。
     
     いきなり日本語の台詞で始まった。
     渡辺謙も主役級の活躍だ。
     しかし進行していくうちに、ややこしくなってきた。
     なんだかストーリーが複雑過ぎて理解し難い。
     現実の世界の他に夢の世界があって、夢の世界の中に又夢の世界があって、
     夢の世界は第一層、第二層、第三層と三層構造だって。
     どれが現実の世界かわからなくなる。
     コマを回して、止まれば現実の世界、回り続ければ夢の世界と判断するそうだ。
     頭の切り替えがついていけない。
     芋太郎、不覚にも睡魔が襲ってくる。駄作ではないと思うのだが。
     ディカプリオ目当てらしい若い女三人グループも、解かりづらーいといっている。
     これから見る人は、注意深く、一言の台詞も見逃さず、身構えて見た方が良い。
     
10/07/25 「エアベンダー」
     7月21日鑑賞。
     子供向けファンタジーだから、この時期に封切りらしい。
     でも観客に子供は居なかった。
     原題は「アバター」だったが、製作準備中にジェームズ・キャメロン監督に
     先に使用されてしまったそうだ。
     
     気・水・土・火の4つの王国は均衡を保っていた。
     しかし、火の国が反乱を起こした。
     世界に調和をもたらす存在“アバター”になるべく生を受けた撰ばれし者、「気の王国」
     最後の生き残り「エアベンダー」のアン。
     主人公アン、可愛い子供だ。
     いちいち太極拳の様な少林寺拳のような型をしないと、技を使えないのがまどろっこしい。
     でも展開の速い最近の映画の中では、ほほえましくも感じる。
     出演者は全部アジア人でよかったのじゃないのかねえ。
     かっこ良い役だけ白人では、サマにならない。
     主人公アン少年は、いかにも未熟に描かれて、今後の成長を予感させる。
     次回作で出てきそうな火の国の王子の妹。強くていかにも性悪そうなので楽しみだ。
     悪役は強いほど楽しい。
     けなしながらも、次回作を見たい気がして来る。
     
10/07/15 「必死剣 鳥刺し」
     見て来ました、「必死剣 鳥刺し」。
     丁度この2ヶ月で藤沢周平の本を5〜6冊読んだ。
     その中の1冊、「隠し剣 狐影抄」に「必死剣 鳥刺し」があった。
     予告編もやっていたので、封切りが近いなと思ってた。
      
     藤沢周平作品は下級武士の話が多い。
     だから、当時の質素な生活ぶり、躾を身に付けた武士や家族の所作等が、
     良く描かれていると思う。
     それは、この映画の中でも踏襲されている。
     それから、原作は短編で台詞も少ない。
     映画も同様に台詞は少な目。
     
     ラストの殺陣のシーン。
     “必死剣 鳥刺し”をどう表現するのかが、最大の興味だった。
     「…絶命したと思われた三左エ門の身体が躍るように動いたのはその瞬間だった。
      片手に柄を握り、片手を刀身の中ほどにそえて、槍のように構えた刀で…」
     の原作とは少し違うけど、期待は裏切られなかった。殺陣全体も迫力があった。
                      
     未練がましく一言。
     劇中で、三左エ門(豊川悦司)が竿の先に鳥もちを付け、鳥刺し(小鳥狩り)
     をするシーンがあった。それは“槍のように構えた竿で…”鳥刺しをした。
     しかしラストシーンでは、刀は右手だけで、左手はそえてない様に見えた。
     見間違いではないと思うのだが。
     
10/07/05   上半期鑑賞映画
     1/8「釣りバカ日誌ファイナル」 1/22「アバター」
     2/2「サロゲート」 2/4「パラノーマル・アクティビティ」
     2/15「インビクタス」 2/22「恋するベーカリー」
     3/2「パーシー・ジャクソン」 3/5「パーフェクト・ッゲタウェイ」
     3/12「シャーロックホームズ」 3/18「ミレニアムドラゴンタトゥーの女」
     4/2「ハート・ロッカー」 4/12「シャッターアイランド」 4/13「第9地区」
     4/23「ウルフマン」 4/26「タイタンの戦い」
     5/19「書道ガールズ」 5/20「パリより愛をこめて」 5/24「処刑人」
     6/2「プリンス・オブ・ペルシャ」 6/10「セックス・アンド・ザ・シティ2」
     6/16「アイアンマン2」 6/28「ザ・ウオーカー」
     記憶に残るのは、
       「アバター」「シャーロックホームズ」「ハート・ロッカー」「ザ・ウオーカー」あたりか。
      
10/06/25   「栄光への5000キロ」
     当初から、テレビのチャンネル権は無いも同然。
     姉3人に末っ子の長男(芋太郎)の4人姉弟。
     歌番組とドラマばかりで育つ。野球などとんでもない。
     姉達が嫁いだ後は、両親がプロレスと時代劇。
     その後は奥サンのご希望通り。
     女子供のどうぞお好きな様に。
     テレビのチャンネルで争う気は起こらない。
     見たいのがあれば、(粛々と)録画してゆっくり見る。
     
     6月17日は「美空ひばり没後21年幻の歌声を今夜初公開」を奥が見ていた。
     久し振りに浅丘ルリ子が画面に出た。
     芋太郎より年上なのに、美貌はさすが。
     
     浅丘ルリ子で思い出すのは「栄光への5000キロ」。
     当時自動車会社に勤務する21才の芋太郎。
     見たのは栃木県足利市「京王」だったろうか。
     ブルーバード510がサファリラリーで初優勝する物語。
     他社の車とはいえ、応援したくなる。
     
     浅丘ルリ子は石原裕次郎の恋人役だった。
     (軽い)ベッドシーンがあった。
     身長156p、体重35sの痩せっぽちなのに、えーこんな!!。
     という記憶は今でも鮮明であります。
     
     映画に登場する富士スピードウェイ。今は無い。
     当時一度だけレースを見に行った。
     物凄い混雑。駐車してから歩いて2山越えた所にレース場があった。
     山の中、混雑、競技車両の爆音、疲労が記憶に残っている。
     
10/06/15 「ローハイド」
     1950年代だったろうか。
     村(当時の通称)で一番最初にテレビを購入したのは、建設会社社長の家。
     プロレス放送のある日は、近所の人が大勢押しかけた。
     
     次に本家(親の実家)にテレビが入った。
     小学生の芋太郎、姉弟でしょっちゅう行ってたようだ。
     「ララミー牧場」「拳銃無宿」「ガンスモーク」「ザ・ヒットパレード」などを見た。
     特に「ローハイド」は好きだった。
     ローハイドは1959年〜放送開始。
     放送時間が夜10〜11時で、小学生がよその家で見るには遅い時間。
     伯父さん「おまえら、まだ帰らないんか」
     芋太郎少年「うん、ローハイド見たら帰る」
     こんな会話もあったように記憶している。
     ガキは、迷惑より見たい気持ちが強かった。
     伯父さん、田植えもカイコ(養蚕)も手伝ったし、勘弁して。
     盆には墓に線香あげさせてもらってるよ。
     
     ローハイドは、カウボーイが牛の群れを1千キロも運ぶものがたり。
     リーダーがフェバーさん、サブリーダーがロディ(C・イーストウッド)、コックの
     ウィッシュボンさん。この3人の印象が強い。
     フェバーさんはカウボーイ達をまとめ、インディアンや強盗の襲撃から牛を守る。
     優しさと意思の強さは抜群。今の日本の首相にしたいくらいだ。
     ウィッシュボンさんの料理は、カウボーイ達がいつも文句を言ってた。
     「おい爺さん、又豆かよ、たまにはうまいもん食わせろよ」
     「ガタガタ文句言うんなら、食わなくてけっこう」
     主題歌もヒットした。♪ローレン ローレン ローレン…
     ザ・ヒットパレードの中で、伊藤もとみちとリリオ・リズム・エアーズが、
     ムチの代わりにスリッパを叩きながら歌っていた。
                  
     クリント・イーストウッドは1930年生れ。
     ローハイドが始まったのが1959年だから、イーストウッドが29才。
     身長190pもあり、足ながーい。
     その後イタリアに渡りマカロニウエスタンで大ブレーク。
     それまでのハリウッドの西部劇とは違う、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」
     「続・夕陽のガンマン」には驚かされた。
                               
10/05/25 「書道ガールズ」
    「書道ガールズ!わたしたちの甲子園」を見てきた。
    理由は、身内の2人がエキストラ出演しているからだ。
    
    映画の舞台は愛媛県四国中央市。
    クライマックスシーンの「書道パフォーマンス甲子園」が体育館で行われる。
    この撮影が熊谷市(旧妻沼町)の妻沼運動公園の体育館だった。
    
    2月の中旬の撮影。
    エキストラは3日間動員だったそうで、
    毎日同じ服装で来て、
    毎日同じ席に座る様に言われたそうだ。
    まあ当然といえば当然だが。
    うん、良く映っている。
    書道部長の里子(成海璃子)が倒れてしまい、
    応援席の清美(高畑充希)がアカペラで歌う場面。
    高畑充希の近くに座っている。
    映画の出来も、良いと思う。
           
10/05/15 昔の田舎の映画館
    子供の頃〜20代初めの頃の映画館。
     町のあっちこっちに映画館があった。
     んーと昔は、まずニュースが上映されたっけ。
     盛り上がると、観客から拍手が起きる。
     2〜3本立てが普通。
     入れ替えなし。何回でも見られる。
     汚かった。
     トイレの匂いのする館も多かった。
     売店では煎餅も売っていた。
     指定席ではないから、入ってみないと混雑状況がわからない。
     立ち見の記憶も随分ある。
     映写機のトラブルも少なくなかった。
     正月映画から料金値上げの年が多かった。
     それに比べ、今は快適過ぎるくらいだ。
                      
10/04/15 目直し
     「シャッター アイランド」を見に行った。
     メンズディなのに、女性の観客も多い。ディカプリオ君の人気はさすが。
     最初画面に、ネタバラシ禁止の注意書きがでる。
     始まった。どうもストーリーが良く理解出来ない。
     その後2時間、ああなのか、こうなのか、思案しながら鑑賞。
     あまり楽しめない。
     残り20分位から謎解きになる。
     それで少しは判ったけど、どうなんだろう。
     世間の評判は良い様だけど、俺、ズレてるのかな。
     
     翌日、口直しならぬ目直しに「第9地区」を見に出かけた。
     舞台は南アフリカ・ヨハネスブルグ。
     28年前に地球に来た多勢の宇宙人。衰弱している。帰れない。
     難民キャンプに囲われ、今ではそこはスラム化している。
     彼らは人間から”エビ”と呼ばれ、知性なし、不潔。猫缶が好物。
     しかし、巨大な宇宙船も持ち、強力な兵器も作れる。
     ストーリーが進んでいくにつれ、人間は汚くて欲が深く、宇宙人の方が友情や
     家族の絆などがある様に思えてくる。
     妙に説得力がある。
     こういう映画の方が楽しめる。
     
10/04/05 「ハート・ロッカー」
     アカデミー賞で話題になったので、見に出かけた。
     客も割りと多い。
      
     死と背中併せの戦争が、麻薬になってしまう。
     800個以上の爆弾処理をしてきた、優秀な軍人。
     爆弾処理作業の極限状態が人を麻痺させてしまう。
     平和な生活が出来なくなり、戦場へ戻ってくる。
     
     アメリカは戦争当事国だから、こういう映画の評価が高いのだろうか。
     平和ボケの日本人の芋太郎とすれば、「アバター」に作品賞をあげたい。
     平和ボケだっていいじゃないか。
                 
10/03/25 ミステリー2本
     3/16鑑賞 「シャーロック・ホームズ」
       原作読んでないから知らないけど、ホームズってこんなにマッチョで拳闘が強いのですか。
       拳闘のスローモーションシーンはどうなんでしょうか。顔が歪むのが良く判るけど。
       場面の切替えが早い。
       近くの熟女グループの観客は、ついていけてない様だけど。
       最後に謎解きをやってくれたから、熟女達の頭も追付いたみたいだ。
       でも、面白かった。
       
     3/18鑑賞 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
       スウェーデンの「ミレニアム」の三部作は、2100万部を売り上げるベストセラーミステリー
       だそうだ。
       今回はその第一部の映画化。だから、続編も出来るのだろう。
       観客は、ほかにはカップル一組の3人だけ。不人気だ。
       スウェーデンの言葉なので、最初ちょっと耳当りが気になった。
       でも、じきに慣れた。
       そして面白い。楽しめる。
       
       「ミレニアム」は雑誌の名前。
       マイクル・ニクピィスト(ミカエル役)が発行責任者。
       元大物財界人から、失踪した姪の調査を依頼されるところから、話はスタート。
       ヒロインのノミオ・ラパス(リスベット役)は、細身で身長150cm。大きくない。
       バイクで飛ばす姿は、大丈夫かなと心配してしまう。
       黒ずくめ・鼻ピアス・背中の大きなタトゥー。
       天才ハッカーだが、男にやられてしまったりする。
       その仕返しはやり過ぎの感もある。
       その辺が人間らしいともいえるかもしれない。
       
       160分の上映時間も長くは感じなかった。
       不人気の原因ひとつは、ポスターにもあるのでは。
       面白い映画なのに。
       
10/03/15  「ショムニ」…元気の出るドラマ
      テレビドラマの話だけど、
      昔「ショムニ」というドラマがあった。
      漫画をドラマ化したものだが、漫画は見たことはない。
      面白そうなので最初から録画した。全部ある。幾つか洩れてるかも。
      「ショムニ1」1話〜12話、
      「ショムニ2」1話〜12話、
      「ショムニFINAL」1話〜12話
      「スペシャル」もあったと思う。
      
      満帆商事の庶務二課は、
      ”会社のお荷物””女子社員の掃溜め””女子社員の墓場”と呼ばれてる。
      今日もミニスカ制服の、脚立を担ぐ江角マキコ以下六人が廊下を行く。
      向こうから戸田菜緒率いる、モンロー歩きの秘書四人が来る。
      「あーら秘書課の皆さん、今日も男漁りなの」
      「あーらショムニの皆さん、そんな暇はありませんことよ」
      「そんな綺麗ごと言ってるから、いつまでたっても寿退社できないのよ」
      「女の値打ちは男の数で決まるのよ」
      「女の値打ちは、男の総資産額じゃありませんこと」
      今日もイヤミたっぷりの仁義が飛び交う。
      この場面、一番の楽しみだった。
       
      事件が起きて、ショムニが活躍して、負ける事もあるけど。
      毎回江角マキコ(千夏役)の決めゼリフがある。
      『女の値打ちは男の数。
       確かにまちがっちゃいないけど、いくら数をこなしても、
       その男達に愛されてないと意味がない。
       アンタに愛がないと、愛されるわけがない。
       アンタ達、軽いんだよ』   いつもいい事を言う。
      単純明快なストーリーでハッピーエンド。
      頭をカラッポにし酒でも飲みながら楽しむ。仕事の疲れが取れたのだ。
             
10/03/05 「明日に向かって撃て」
      「俺たちに明日はない」の少し後に公開になった。
      これも同じく、実在した銀行強盗を繰り返すアウトローの話。
      ヒロインはポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード。
      なんでこんなにカッコいいのだ。
      そして、「卒業」でファンになったキャサリン・ロス。清楚だ。
      役の名もストーリーも余り覚えてない。
        
      覚えている1つの場面。
      「雨にぬれても」をバックに、ニューマンとロスが自転車で遊ぶシーン。
      逃亡生活の中の、束の間の平穏。
      覚えているもう1つの場面。
      警官に囲まれ重傷、絶体絶命。
      それでもニューマンとレッドフォードは夢を語る。
      そして、拳銃を撃ちながら包囲網の中へ飛び出す、ラストシーンだ。
      40年前なのに、どうして記憶に残ってるのだろう。
                
10/02/25 「恋するベーカリー」…実は不倫映画
      いかにも女性の見たくなるタイトルにしたものだ。
      チケット売場に長蛇の列。
      きっと邦画の「交渉人」「おとうと」「人間失格」等を見に来た人達だろう。
      いつも通り周りも空いている席を確保。
      しかし上映時間が近ずくにつれ、増える人、ひと。殆んど女。
      後で知るのだが、おまけにこの日はこの映画館のレディースディだった。
      それでも芋太郎の周りは空いたまま。良かった。
      
      パン屋の話と想像していた。でも、不倫コメディだ。
      ヒロイン(メリル・ストリーブ)は離婚して10年。
      ベーカリー店を経営しながら3人の子供を育てあげたが、何か満たされない。
      再婚した若妻に不満の元夫は、ヨリを戻そうと迫る。
      増築を依頼した建築家も好意を寄せてくるし…。
      
      R−15指定なのは、
      熟女達の会話が過激だからなのか。
      それとも大麻を気軽に吸うから?。
      いかにもアメリカの、豊かな住宅街で豊な暮らしをしている同年代の人達の物語だ。
      しばし不景気を忘れ、ゆるりと過ごせた2時間10分だった。
                      
10/02/05 怖いもの見たさ…「パラノーマル・アクティビティ」
      ホラー映画はあまり好きではない。
      でもこの映画、製作期間が一週間・制作費130万円なのに、全米興行収入100億円
      だというから驚きだ。
      相当怖がらせてくれるのだろうと想像し、いつもより遠い映画館だけど出向いた。
      
      本編が始まった。ホームビデオで撮影という通り、画面も小さい。
      登場人物は、若いカップル+幽霊が専門の博士がチョビっとだけ。
      舞台は、カップルが住み始めた一軒家のみ。
      日常の生活の中の、音や現象の怖さを強調した感じのつくりだ。
      でも、芋太郎が期待した怖い物(者)は出てこなかった。
      こんな映画もあるのか、という感想である。

10/01/25 「アバター」
      話題になっている3Dの「アバター」。早速観に行った。
      しかし田舎町のこと、3Dで観られる映画館ではない。2Dだ。
      
      映画館では何ヶ月も前から予告編をやっていたので、ある程度予想していた。
      予想にたがわず、面白かった。
      高所恐怖症なのだ。だから、個人的には2Dで良かった。
      空を飛び回るあんな場面を、ヒロインになった様に迫力を
      増してみせられても困るのだ。
      上映時間170分も、あっと言う間だった。
      
2010/01/05 映画三昧
      『晴耕雨読・時々映画』生活の私、芋太郎。
      直近6ヶ月の鑑賞映画は、
       12/?「2012」
       11/2「沈まぬ太陽」 10/26「あなたは私の婿になる」
       10/14「ワイルド・スピードMAX」 10/7「ミーシャ」
       10/2「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」 9/30「3時10分、決断のとき」
       9/29「火天の城」
       9/9「ヴァルヴァリアン:X−MEN ZERO」 9/7「サブウエイ123」
       8/31「96時間」 8/25「トランスポーター3」
       8/10「G.I.ジョー」
       7/21「ハリーポッター謎のプリンス」 7/17「ノウイング」
       7/6「ウオッチマウンテン」 6/30「スラムドッグ・ミリオネア」
       6/24「レスラー」  6/22「トランスフォーマー/リベンジ」
       6/15「ターミネーター4」
       11月〜12月は農作業が中心の生活だったので、映画鑑賞の時間が少なかった。
       
       2009年の、芋太郎が選ぶ洋画ベスト3は、
        1位「レスラー」
        2位「グラン・トリノ」
        3位「スラムドッグ・ミリオネア」である。
       あと1ヶ月は農作業で忙しいが、時間を作って映画鑑賞に充てたい。
               
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