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 映画の話(2016-2017年)

17/10/15    「ドリーム」
   客席ガラガラだろうなと思って出かけたが、意外や意外、結構な大入り。
   人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を
   陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。
   学校・バス・トイレ・職場……あらゆる面で人種差別の時代、黒人で女性という
   3人のヒロイン。差別にめげず優秀な頭脳で有人宇宙宇宙飛行計画を支える。
   人種差別のなかで、良い白人が沢山登場する。
   通勤途中の車の故障で遅刻しそうな3人を、パトカーでNASAまで先導してくれる警官。
   メアリーの高校入学の権利要求を認めた裁判官。
   ドロシーの管理職の能力を、渋々認めた女上司。
   キャサリンの上司は、白人専用トイレの看板を壊し、コーヒーポットの非白人用ラベル
   をはがし、男性だけの会議に同席も認める。宇宙飛行士も彼女に絶対の信頼をおく。
   見終わって、俺も愚痴ってないでもっと前向き生きなきゃなぁと思って席を立つ。
                                             
17/07/05    「ララミー牧場」
   スカパーで有料放送を利用しているから、おまけで、1回/年 1ヶ月間他のチャンネルを見られる。
   例年は「スターチャンネル」だが、今回は「衛星劇場」にした。
   今、「ララミー牧場」を放送してる。懐かしい。
   白黒だ。当時は小学生から中学生の頃でテレビも白黒だった。でも、原画も白黒だったのだ。
   シーズン1、シーズン2と放送中で、シーズン3からカラーになるらしい。当時は”総天然色”と言った。
   ある回にリー・ヴァン・クリーフが出ていた。若手の頃から悪役だったのだ。
   勧善懲悪のストーリだ。最後は丸く収まる。家族で安心して見られるのだ。
   ロバート・フラー(ジェス役)は人気があった。
   当時は声を久保久夫が演じて好評だったが、やっぱり字幕で生の声のほうが良い。
                                          
17/03/05    「ラ.ラ.ランド」
   アカデミー賞授賞式の2月27日に観に出かけた。
   予想していたが、それよりはるかに上回る女性客比率の高さだ。
   ジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と女優を目指すミア(エマ・ストーン)の物語。
   帰ってテレビニュースで、監督賞・主演女優賞・撮影賞・美術賞・作曲賞・主題歌賞を受賞とか。
   映画は、最初のハイウェイ上でのシーンは良かった。その後も、まあ楽しめた。
   でも、そんなに凄いとは感じなかった。
   洋画を見始めた頃のミュージカル映画は、「南大平洋」「マイ・フェア・レディ」「メリーポピンズ」
   「サウンド・オブ・ミュージック」「スター」「ウエストサイド物語」等。今でも映像が脳裏に浮かぶ。
   最近のでは、「バーレスク」「ジャージー・ボーイズ」が秀逸だろう。
   まあ、感じ方は人それぞれだからね。
                                        
17/01/25    「沈黙・サイレンス」
   予告編を見ていた時は、なんか暗いな、これ邦画か洋画か。
   今日本編見にきたが、観客は若い人・女性がケッコウ多い。
   娯楽映画じゃなさそうだし、ヒロインがスパイダーマン俳優だからかな。
   日本人俳優達、なかなかの出来だね。
   こんな映画の最中でも、ガサガサ、ポリポリ食う女が隣にいる。
             ☆
   江戸時代初期の、隠れ切支丹と宣教師と異教徒迫害の話。
   残酷な場面多い。でも、時代小説毎年100冊読んでるとこんな描写は出てくるし
   まあ、事実に近いんだろうなと思う。
   幕府にしてみれば、キリスト教の広まりは国が侵略されるのと同じと考えるだろう。
   重税や身分制度にあえぐ民衆は、心の拠所が必要だったろう。
   人の命と信仰を秤にかけられるのはたまらない。
   踏み絵を踏んで命拾いし、懺悔し、信仰し、又踏み絵して懺悔して。
   こんなキクジロウの生き方を誰も責められないだろう。                                      
  
17/01/05    2016年の鑑賞映画
   1月 「ブリッジ・オブ・スパイ」「クリード」「スター・ウオーズ」
   2月 「オデッセイ」「ブラック・スキャンダル」
   3月 「秋刀魚の味」「忌まわしき花嫁」
   4月 「ボーダーライン」「これが私の人生設計」「レヴェナント:蘇りし者」
      「バットマンvsスーパーマン」
   6月 「マネーモンスター」「アウトバーン」「エンド・オブ・キングダム」
      「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」
   8月 「ロスト・バケーション」
   9月 「グランド・イリュージョン」「セルフレス 覚醒した記憶」
   10月 「ハドソン川の奇跡」「ジェイソン・ボーン」
   11月 「ジャック・リーチャー」「シン・ゴジラ」
   12月 「ローグ・ワン スター・ウォーズ」
    強いて1番を選ぶなら、やっぱり「レヴェナント:蘇りし者」でしょうか。
                                  
16/11/25    「シン・ゴジラ」
   大和芋農家としては農繁期だけど、天候不順なので映画館へ。
   「シン・ゴジラ」が好評のようなので見てみようか。
   ゴジラは、でかいけどリアル感が欠ける。
   ゴジラ映画初心者の俺としては、ハリウッド版のほうが好みだ。
   原子力、自衛隊の武器使用、一々会議で決める政治家等、時事はふんだんに入ってる。
   自衛隊の戦力は一切役に立たない。で、国連決議にもとずき米軍の核でとなる。
   しかし、科学技術と在来線電車や建機で殺さず凍結。実に日本的な対応だ。
   最初から最後までハイテンポ。殺してないから、続篇を考えてるのだろか。
                                     
              
16/10/15    「ハドソン川の奇跡」
   映画館のチケット売り場では、映画のタイトルを云い、席を指定し、お金を払う。
   これだけの事だけど、長い間通っていると、良い対応や不愉快な対応にあうこともある。
   良い対応@
     受付嬢「お客さん、一つずらすと前席が空席でもっと見やすいですが、如何ですか」
     客(芋太郎)「じゃあ、そこの席にします。有難う」
   良い対応A
     ポイントカードが埋まり、今日はサービス券で入場できる。
     客「次のポイントカード(200円)買います」
     受付嬢「お客さん、今日は買わないで次回お越しの時買われた方がいいですよ。
         有効期限があるので、そのほうが有効期限が長くなりますよ」
     客「そうする、有難う」
   不愉快な対応@
     受付嬢「お客さん、持込み禁止です。そこで飲んで食べてしまってから入場して下さい」
     客「まだ昼飯には早いし、食べられないよ」
     受付嬢「駄目です、規則です」
     客「じゃあアンタが預かっておいてくれ」 (持込みの客は俺以外にもいるじゃないか、ぷんぷん)
   不愉快な対応A
     受付嬢「お客さん、シニア料金でしたら年齢を証明できるものを見せて下さい」
     客「免許証持ってきてない、見た目で分かるだろう」
     受付嬢「駄目です、規則です」
     客 (なんで今日だけ言うんだ。告知表示しておかんかバカモノめ)
                  ☆
   「ハドソン川の奇跡」、ああ、良かったよ。
   クリント・イーストウッドの出演映画をみたのは「グラン・トリノ」が最後だ。
   だから監督したのを楽しみにしてる。
   「ジャージー・ボーイズ」「アメリカン・スナイパー」も素晴らしかった
   この「ハドソン川の奇跡」は、離陸から不時着までわずか208秒の実話だ。ニュースにもなった。
   それを96分の映画にしてしまうのもすごい。
   子供のころの「ローハイド」から、クリント・イーストウッドと同時代で運がよい。                                     
16/09/15   「セルフレス/覚醒した記憶」
   大富豪のダミアンは、癌の末期だった。
   オルブライト博士の最新技術で、若返りの治療を受ける。
   治療費2億ドルのそれは、他人の体に意識を移植するものだった。
   若返った体がもたらす副作用は、元の体の意識とそれに伴う危険だった。
   大富豪になるまでのダミアンは、何事も小切手(お金)で片を付けていた。
   若返った体のダミアンは、自分が忘れかけてたものに気付く。
   これはヒューマン映画だ。
   ”不老長寿”を実現しようとした王様や富豪の話は幾度か読んだけど、見果てぬ夢だね。
                     
16/08/05   「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」
   「ローマの休日」の脚本家が別の人だって知らなかった。
   共産主義者で、アメリカの赤狩りで言論弾圧を受けた人トランボ。
   自由の国アメリカで、こんなに干されて、偽名で脚本書いて生活費を稼ぐ。
   偽名で書いた脚本が、アカデミー賞になっちゃう。
   妻や娘たちは、そんなトランボの支えだ。
   ジョン・ウエインやカーク・ダグラス役も登場する。
   カーク・ダグラス役には、一瞬驚いた。
   久々に楽しい映画だった。         
16/06/05   「エンド・オブ・キングダム」
   前作「ホワイトハウス・ダウン」に続き、米大統領が活躍する。
   テロ、米大統領・英首相は無事。5人の指導者が死亡。
   それにしても、日本の首相の描かれ様はどうだ。
   冴えないオジサンだ。
   中曽根、細川、小泉元首相あたりでイメージチェンジできてないのか。
   外から見る日本の首相はこんなもの。
   ”誠実さ”と”揺るぎない信念”が欠けてるからだ。
     映画の出来は、まあまあ。
   
16/05/05   「レヴェナント:蘇えりし者」
   ゴールデンウィークに入ると混むだろう。
   で、その前に言った。でも混んでいた。
   ディカプリオの人気とアカデミー賞の話題は、凄い動員力だ。
   ロケの映像は迫力がある。アメリカは雄大だ。
   原住民に襲われる冒頭のシーンから、相当な緊迫感。
   吐く息で撮影カメラが曇る。へえ〜こんなカメラワークもあるんだ。
   熊に襲われる。リアル感満点。それでも生きているんだ。
   馬をこうゆう風に使って生き延びるなんて、思いもつかない。
   お薦めです。
   
16/04/15   「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」
   バットマンはテレビで見ていた。40年位前だった。
   当時の記憶では、「バットビークル」以外にも武器や小物の「バット××」「バット○○」って
   いっぱいあった。みんなコウモリマークがついていた。
   スーパーマンはもっと前だったかもしれない。
   事件発生、帽子に手をやりながら公衆電話ボックスに入ったかと思うと、もう飛んでる。
   老夫婦に育てられながら、列車より早く走ったり、何十メートルも飛んだり、
   序々に超能力に気付いていくシーンもあった。と思う。
   そんなヒーロー達も進化してますます活躍。
   そして今回から競演だ。
                ☆
   入場時クリアフィルのプレゼントがあった。
   学校の春休み期間だが、混んでない。子供は吹替え版かな、アニメかな?。
   上映時間2時間30分とちょっと長め。
   ストーリーも想定の範囲内。
   でも、アクションシーンは迫力十分。
   ワンダーウーマンてのが登場。バットマンとスーパーマン「お前の友だち?」「知らん」
   次回を期待しよう。     
16/01/25   「クリード チャンプを継ぐ男」
   正月も1週間も過ぎれば混んでいないだろうと映画館へ。
   「スターウォーズ」は午前中とはいえ、意外にもガラガラ。
   午後からの「クリード」が結構な入り。
   ロッキーが、ライバルだったアポロ・クリードの息子(愛人の子)アドニスをコーチすることになる。
   ジムできつい練習。
   難聴のミュージシャン女性との恋。
   チャンピオン引退試合の息詰まる熱戦。
   正直に感動できるスポコン映画だ。
   
   
16/01/05   15年の鑑賞映画
   1月 「ジミー、野を駆ける伝説」「ホビット3」「第三の男」
      「96時間レクイエム」「羅生門」「ジャッジ裁かれる判事」
   2月 「フォックスキャッツチャー」「チャイナタウン」
      「アメリカン・スナイパー」「
   4月 「ジュピター」「バードマンあるいは無知」
      「群青色の、とおり道」
   5月 「ワイルド・スピード7」「フォーカス」
   6月 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「イミテーション・ゲーム」
   7月 「ターミネーター新起動」「アベンジャーズエイジ」
   8月 「王様と私」「ミッション・インポッシブル」
   9月 「キングスマン」「エデンの東」
   10月 「カリフォルニア・ダウン」「さらば友よ」「赤ひげ」
   11月 「コードネームu.n.c.l.e」「ラスト・ナイツ」
   12月 「007スペクター」
    名画・邦画を除く2015年の印象に残ったのは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
      「アメリカン・スナイパー」 「007スペクター」てなところか。
 
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